代表者メッセージ

不動産、建築業界においては、一般購入者との建築的な知識のギャップが大きく、色々なところでトラブルが発生しております。 近年では、杭工事のデータ偽造をはじめ、構造計算偽造、契約不適合(瑕疵)建物の引渡し等、様々な問題が見受けられます。

本来、建築基準法を順守して、建設し、建築確認済証の交付を受けた建物であれば、このような問題は起こり得ないはずが、 その建物建築に従事するいずれかの不用意な施工・対応・処理によって、恒久的な契約不適合(瑕疵)問題が、不動産という高額な資産に残ってしまいます。
また、インスペクションを標榜していても、構造分野を理解していないと、契約不適合(瑕疵)問題の対応も表面的なものでしかありません。 構造分野とインスペクションは一対の関係だからです。

弊社は、あからさまに消費者保護の観点から、業界の方々に対峙するものではなく、よりよい関係を構築するための第三者機関として存在しています。
お客様の不動産資産の価値は、風評被害によって、著しく低下し、混乱をきたす事例は、少なくないからです。 インスペクションとは、長期に渡って建物の資産価値を維持・管理するためのツールであり、基準であります。 インスペクションをどう理解し、利用し、参考に、今後の不動産という資産を維持・管理・改修していくかが、とても重要です。
なぜなら、建物の構造、施工方法、管理状態によって、建物の数だけ、無数に違う状態になっているからです。

大切なお客様の資産を長期に渡り、維持していくためのアドバイス、改修設計、施工方法等を提供し、 一般購入者と業界とが建物を介して信頼関係を構築し、その手助けができるよう、真摯に、誠実に取り組んでまいります。

株式会社 ハリーズ
代表取締役 三宅 康仁